渋川市のSさん夫妻は、娘の誕生を機に新築を検討。だがモデルハウスを見学しても見られるものはみな特別仕様で、要望を出すたびに予算が膨れ上がり音をあげてしまった。
そんな時新築したばかりの親戚から勧められたのが林藤ハウジングだった。対応してくれた林社長が職人気質。Sさん夫妻は「無垢材」という言葉も初めて聞くほどだったが、同社が家を大事に考えていることが良く伝わった。特に林社長が説明しながら目の前でササッと図面を描く様子に驚いたという。
建築開始から興味深く現場の様子を見ていたという奥さんは「何もなかった場所に、積み木のように木が組まれ、家ができていく様子に感動しました」と話す。丁寧な仕事で手間がかかっても見積もりは当初の通り。Sさんがパーツのグレードアップを求めると、社長は「〇〇円上がるけど大丈夫?」と都度確認してくれて、信頼が持てたという。リビングには太い地マツの梁が浮かび上がる間接照明やガイシ引きの配線など全てが感動だったという。
社長肝いりの手作りキッチンは、流しの下が空けてあり、足腰が弱くなった時には椅子に座ったまま洗い物ができる。また引き出しや棚には調味料や調理器具、食器類が整然と並び、家事動線に無駄が無い。食洗機や照明など機種選定が必要な時には、林社長がショールームや他の建築現場を案内し説明してくれた。「社長は本当に家のことが好きなんだな」と夫妻は実感したという。
今の建具にはトンボの透かし彫りがある。以前訪問した家にツバメの彫り物があり、自宅にもと求めたところ「お子さんがいるからトンボかな」と彫ってくれた。成長を願い「振り返らずに前に進んで」という思いが込めれらている。その一人娘のMちゃん(5歳)は、今はまだママと一緒にリビングで過ごすが、将来自分の部屋がもらえるのを楽しみにしている。新築からまもなく2年。後悔するところは全くない。「家を建てながら相談でき、アドバイスももらえたのが良かったのでしょう」と奥さんは頷いた。