Nさんが自宅敷地に自然食品販売の店を開いて16年。築26年の住まいと合わせ、リフォームを考えたが費用がかさみ、いっそのことと新築に変更した。Nさんが自然食品を扱うようになったのは、病に苦しみ一時は死を覚悟するほどだった症状が、自然食品などで快癒してから。だから新居も店も自然のもので建てたかった。そして「品物を売るだけではなく、食事も提供したい…」という夢もあった。
理想の家を求めて住宅展示場を回ったが「規格品ばかり」という印象の家々には、アレンジの余地がなく高額。好みの家を手に入れるには、壁を塗るなど自分で手を加えるしかないと考えていた。そんな折に紹介されたのが林藤ハウジングの林社長だった。社長はポイントを突いた的確な説明で「なるほどそうだ」と納得できることばかり。炭やマイナスイオン、玄米食など、目に見えないものへの価値観が合った」ことにも共感を持てた。一度はあきらめかけた希望と予算額を提示してみると、「いけるでしょう」。
店の前のデッキなど「大人のおしゃれ」も提案され、「出来上がった新居は希望以上の家。空気も気持ちいい」。念願のカフェ「SUN HOUSE麻理恵」では砂糖や動物由来の調味料を使わない「マクロビオテック」のランチなどを提供する。カウンターとテーブルで6人程度を迎える店内では、初対面のお客同士が「居心地が良い」と意気投合し、おしゃべりの花が
咲くという。常連客や近所の人が大半だが、「体のことや健康のことなど情報交換に来てもらえれば」とNさん。食事はランチタイムのみだか、突然「玄米が食べたい」と訪れる人もあり、おにぎりやパスタなどを中心に供食時間の延長を検討中という。
▲店舗併用住宅
▲自然食品が並ぶSUN HOUSE麻理恵
▲落ち着いた雰囲気でゆったりお食事ができます